2015年7月31日金曜日

魅惑のタイ舞踊

こんにちは。i-BOXです。

異国の文化に触れよう!タイ舞踊の魅力


先日、芸術プロジェクトという授業の成果発表である「タイ舞踊の魅力6」にi-BOX職員がお邪魔してまいりました。
開演前の会場では、今回までに開催されてきたタイ舞踊公演の写真パネル展が開催されていました。



学生の活き活きとした舞を激写!




演舞では、絢爛豪華な衣装をまとった学生の皆さん、指導にあたられた岩澤孝子先生がフィナーレをあわせた全6つの演目を披露しました。演目それぞれには意味やストーリーがあり、一つひとつの解説をきいて観ることができ、より深くそれぞれの演舞を楽しめるプログラムとなっていました。



プログラムは舞踊のみでなく、「タイの伝統芸能と子どもたち」と題して、岩澤先生を講師に、司会の学生が聞き手となったカルチャー・トークもおこなわれ、こども・青少年を対象としたコミュニティアートのプロジェクトが盛んになっているタイの現在について興味深いお話を聞くことができました。



舞の美しさもさることながら、演じる学生のみなさんの楽しげな表情が印象的でした。半期の授業となっていますが、毎年開講されているため、2回目、3回目という人もいるとか。また、音響、照明など舞台スタッフ、フライヤー等のデザインなども学生によっておこなわれており、舞踊のみならず舞台運営についても学ぶことができるようです。



こういった本格的な他国の文化に触れることができるのも、大学ならではの魅力ですね。
今回は見逃した…!という方も、次の機会をぜひお楽しみに!

2015年7月30日木曜日

アウトドア×美術=アウトドア・フォト

こんにちは。i-BOXです。

自然を切り取る、アウトドアフォト


本日よりi-BOXでは、「OUTDOOR PHOTO」展を開催いたします。今回の展示は、2015年度前期に行われた、テッド・ジョーンズ先生(野外活動研究室講師)による「アウトドア・フォト」授業の成果展です。

授業の参加者は、美術コースとスポーツ教育コースに所属する計6名。皆さん研究室もそれぞれ違い、様々な個性を持った授業参加者が、それぞれの目線で撮影した写真が並びました!
単なる自然物を撮影した写真とあなどることなかれ、この授業では写真の撮影方法だけではなく、「自然を感じ、自然と調和する方法」 を学んでいるんだとか…(キャンパスガイドより)。
テッド先生は開催にあたり、こんなコメントを寄せてくださいました。

「私はアウトドアフォトの授業が楽しくて仕方ありません。学生たちはとても創造的で熱心です。カメラの技術を学んでは、みんな素晴らしい写真を生み出します。この授業で得た基礎知識を活かし、写真技術と芸術一般への感謝の念を深めていってくれることでしょう。」

様々な個性と目線がぶつかって生まれた「OUTDOOR PHOTO」展。暑い夏、涼やかな自然の姿に癒されてみませんか?
展示は8月16日(日)まで。
皆様のお越しをお待ちしております!


「OUTDOOR PHOTO展」 概要(※終了しました)


■会 期 2015年7月30日(木)~8月16日(日) 10:00~17:00
■場 所 北海道教育大学岩見沢校BOX[i-BOX]
    (岩見沢市有明町南1番地1 有明交流プラザ2階)
■入場料 無料

2015年7月29日水曜日

クロスホテル札幌で開催中「DEDICATED LINE」

こんにちは。i-BOXです。
本日は12時から第6講義室でHUG・i-BOX合同で利用説明会を行いましたよ~。これからどんな企画がうまれるのか楽しみですね!

ホテルで行う、いつもとちょっと違う作品展


さて、本日はクロスホテル札幌で行われる、現在開催中の末次弘明准教授(現代美術平面表現研究室)による個展のご案内です。クロスホテル札幌では、ホテルの空間にアートを取り入れていくコンセプトで、「まちなか・アート・クロスエディション」と題し、これまでにも様々なアーティストによる展覧会を開催、過去には本校の美術文化専攻卒業生による作品展が行われていました。そして第16弾となる現在は、末次先生による個展「DEDICATED LINE」が開催されています。

ホテルのモダンな内装と、末次先生の鮮やかな作品群が不思議とマッチ。また、ラウンジではこれまで末次先生が携わってこられた作品展の記録集なども閲覧することができるようになっています。クロスホテル札幌企画課の三浦さんからは、「よく美術品は美術館で見るもの、と思いがちですが、いつもとは違うホテルという場で作品を見て、場と作品を楽しんでいただきたいですね」と仰っていました。

HUGからも徒歩7分ほどと、そう遠くはありません。現在HUGにて開催されている書画工芸展を見つつ、クロスホテル札幌にも足を運んでみてはいかがでしょうか?


「DEDICATED LINE」 概要(※終了しました)


■会 期 開催中~8月30日(日)10:00~24:00
■場 所 クロスホテル札幌 ロビー・ラウンジ
    (札幌市中央区北2条西2丁目)
■観覧料 無料

2015年7月28日火曜日

“共感”を掴め!ファンドレイジング講座開催中

こんにちは。I-BOXです。

企画から実践まで!ファンドレイジング講座


本日は、芸術スポーツビジネスのアートマネジメント人材育成事業「アートにおけるファンドレイジング」についての経過報告を行います。
これまで、オリエンテーションをはじめ、現在北海道を取り巻くファンドレイジングの状況や事例を学んできた受講生の皆さん。座学ののち、自分たちで実際に企画・実施までが講座である…というのがこのファンドレイジング講座の大事な柱です。ではどこで実践をするのかというと、ずばり9月4日~6日に札幌市豊平区のケーズデンキ月寒ドームで開催される「HTBイチオシ!まつり2015」です!!

そこで、7月15日に開催された第5回目講座では、「HTBイチオシ!まつり2015」キックオフセミナーということで、HTBのプロデューサーさんやイベント担当の方をお招きして、昨年度のイチオシ祭りの様子を伺いました。
さて、ここからが本題。数万人規模の人が動くこのイベントで、学んできたことを活かしながら、何が出来るのでしょう?キーワードは「共感の先にある、お金を生む」。どれだけ多くの来場者に企画を通して語りかけていくのか…。実際にその場に立つのは受講生の皆さん、ということで、ここぞとばかりに疑問を解消すべく、イベント担当者の方や、大学教授に向けてなど、質疑応答が活発に行われました。
当日まで、残り1ヶ月と少々。ファンドレイジング界の先人たちにお話を伺いながら、受講生たちはいったいどんな企画を打ち立てるのでしょうか?次回のご報告をどうぞお楽しみに!


2015年7月27日月曜日

書画工芸展⑤~染織の巻

こんにちは。i-BOXです。

今回は染織についてインタビュー!



6月末からお送りしておりました書画工芸展特集。最終回となります本日は、染織研究室4年の野田玲菜さんにお話を聞きました。








染織研究室に伺ってみると、すっきりと整った研究室の壁から壁へ、ながーい布地がのびていました。これから浴衣の布になるそうです!


野田さんに伺いました!染織ってなあに?


―染織研究室では、どういった制作をしていますか?

この研究室では染めのさまざまな技法を学びますが、その中でも私たちは主に「型染め」を専門に制作をしています。「型染め」とは、柿渋を塗った和紙にデザインした図案を描き、それを切り抜いて染めるための型を作ります。切り抜いた紙に紗(しゃ)という布を人工漆で固定し、型ができあがります。防染剤となる糊を型の上から布におきます。糊ののっている部分には色が染まりません。染料は、絵の具の原料と同じ顔料ですが、染色では豆汁(ごじる)という大豆のしぼり汁で顔料をといてつかいます。豆汁を使うことで布に色を定着させることができるんです。こうやって、筆でくりかえし色をさしていくとより色が鮮やかになっていくんですよ!(実際に色さしを見せていただきました!)


―先日の「七月展」で、野田さんの作品を拝見しました。海の中や、お野菜といった自然のなかのものをモチーフされていましたが、モチーフ選びにはなにかこだわりがありますか?

まずは、人の手の加わっていないものからデザインをおこしていくこと、ものを見てしっかりとデッサンしていくことが研究室の課題としてあります。
私は染織研究室に入る以前は、絵を描くとき、これはこういう色だから…という意識が強くて、見たままの色で描くということが多かったです。でも、研究室に入ってからは、モチーフをシンプルにどのように構成していくかに重きがおかれていて、また色も写実的な絵画とは違い、実際とは違う色でもいいんだということに気付きました。今は、色差しをするためのモチーフ選びをしているように思います。
染色の技術をしっかり習得することと、自分の色差しを見つけること。それが卒業までの私の課題です。


―なるほど。野田さんの卒業制作がまた楽しみになりますね!最後に今回の書画工芸展の見どころをお願いします!

 染織研究室からは、浴衣や帯、今年入った2年生は絞り染めのエプロン、先生は着物を出品されます。授業で制作した作品で、研究室に所属したらできることがわかる展示なっています。また、先ほど少しお話した制作工程もパネルで紹介しているので、それを見て、作品をみてもらえると型染めについてよく伝わるかなと思うので、ぜひそちらもあわせてご覧いただきたいです!


制作についてお話をされている姿がとてもいきいきとしていて、制作がすきなんだという思いが伝わってくるようでした。書画工芸展は本日搬入中です!会期は明後日、水曜日からとなります。
出展者の思いのつまった作品たちをぜひご高覧ください。


「書画工芸専攻展」 概要(※終了しました)


■会 期:7月29日(水)~8月9日(日)※会期中無休
■時 間:12:00~20:00
■場 所:北海道教育大学アーツ&スポーツ文化複合施設HUG
   (札幌市中央区北1条東2丁目4番地)
■入場無料
期間中、各専攻体験ワークショップや進路相談なども実施。

2015年7月26日日曜日

お母さんのための一般公開講座「子育てとヘルスプロモーション」

こんにちは。i-BOXです。

親子で楽しむ!親子で学ぶ!



これまで6・7月に行われてきた一般公開講座「子育てとヘルスプロモーション(寅嶋静香准教授)」。毎回、寅嶋先生によるバランスボールなどを使用した運動実践と、ゲストをお招きしてお話を伺っています。本日はその様子をご紹介です。




会場では、寅嶋先生指導のもと、バランスボールを使った運動が行われています。付き添いの方は「受講していくうちに、姿勢がどんどん整ってきているんですよ~」とおっしゃっていました。そして、この日のゲストは、本校の奥田靖准教授






「バルシューレ」の実践も行われ、コーンやボール、風船を使ったアクティビティをお子さんも一緒になってにぎやかに楽しんでいました。この日は気温が高かったせいもありますが、終わった頃には皆さん汗だくに……。








普段、お子さんのために走り回るお母さんたち。お母さんと子どもの関係、子どもの運動に関する悩みや疑問も、この講座では気軽にぶつけることができます。7月の最終回であったこの日は、「ここに来ると、自分のために時間を使ったという達成感がある」という感想も飛び出しました。






こちらの一般公開講座「子育てとヘルスプロモーション」は9月と10月にも行われます。会場は岩見沢市生涯学習センター「いわなび」です。まだまだ受付中ですので、ご興味の有る方は画像にあるチラシもご覧ください!


2015年7月25日土曜日

ピアノ×サックス!現代音楽集団さかなのアトリエSEASONⅡ

こんにちは。i-BOXです。
暑い日が続きますね。先日、i-BOXに涼やかな演奏会のフライヤーが届きましたのでご紹介致します。


原点に戻る、ピアノとサックスの二重奏


現代音楽演奏集団「さかなのアトリエ」。本校音楽文化専攻教授 松永加也子先生、前旭川校教授 森田寛氏を中心に、北教大で音楽を専攻する在学生、OG・OBで構成された演奏集団です。

「さかなのアトリエ」は昨年、第10回記念コンサートを終え、今年からは気持ちを新たにシーズンⅡとしてスタート。企画・監修に旭川校教授 佐藤淳一先生を迎えました。立ち上げメンバーがピアノ2人とサキソフォン1人であったことから、今年は初心に戻ってピアノとサキソフォンのみのコンサートになるとのこと。
前後半の2部構成で、前半は様々な演奏形態でのピアノ演奏を、後半では、ノルウェー留学から帰国した本校大学院生 立岡洵さんとサキソフォン奏者2名によるミニジョイントリサイタルが開催されます! 夏の恒例となっている「さかなのアトリエ」コンサート。シーズンⅡとしてさらにパワーアップした演奏を聴きにぜひ、ご来場ください。


現代音楽集団「さかなのアトリエ」SEASONⅡ 第1回コンサート 概要(※終了しました)



■日 時:2015年8月2日(日) 15:15開場 15:30開演
■会 場:北海道教育大学岩見沢キャンパス i-HALL
     (岩見沢市緑が丘2丁目34番地1)
■入場無料
■お問い合わせ:080-6640-0920(松永)

2015年7月24日金曜日

佐藤菜摘個展「あめもりの池」

こんにちは。i-BOXです。
ようやくカラリと晴れて気持ちがいいですね。気温が高いので水分補給などを忘れずに、熱中症にはお気を付けくださいね。

「あめもりの池」に飛び込もう


さて、本日は本校で美術を学ぶ学生の個展のお知らせです。
来週29日(水)から8月10日(月)までの約2週間、札幌市豊平区にあるギャラリー犬養で、佐藤菜摘さんによる個展「あめもりの池」が開催されます。佐藤菜摘さんは昨年度卒業、現在は本校の院生として主に絵画を勉強中です。学部生として在学時は、第5回道展U21で大賞受賞(2012年)、第88回道展で佳作(2013年)などを受賞しています。


普段は油彩画を描く佐藤さん。今回の展示はアクリル絵具を使用した絵画を中心に出品するとのこと。現在i-BOXで配布中のダイレクトメールも、佐藤さんの優しい雰囲気が出た、素敵なダイレクトメールとなっています。是非お手にとってご覧くださいね。 会場となるギャラリー犬養は、築100年以上の明治の古民家を使用した、喫茶室併設ギャラリーです。佐藤さんの柔らかな雰囲気の絵と、シックな古民家のマッチングが今から楽しみですね。なお、ギャラリー犬養は毎週火曜日が休館となっています。ご観覧の際は、どうぞご注意ください。



佐藤菜摘個展「あめもりの池 概要(※終了しました)」



■会 期:2015年7月29日(水)~8月10日(月)火曜定休
■時 間:13:00~22:30
■場 所:ギャラリー犬養
     (札幌市豊平区豊平3条1丁目1-12)
     地下鉄東西線「菊水」駅より徒歩7分

2015年7月23日木曜日

大人も楽しめる、「あそプロ」。

こんにちは。i-BOXです。
梅雨前線が停滞中のおかげか、北海道らしからぬじめじめした日々が続きますね。


「あそび」を通して、人は成長する


さて、現在開催中の「あ そ プ ロ 展」も、来週の火曜日で終了です。
今回の展示では、木材工芸研究室と、書理論研究室から、実際にあそびプロジェクトで制作・使用した「おきあがりこぼし」と「篆刻セット」をお借りして展示しています。展示室ではお子さんよりも、むしろお父さん・お母さんの方が興味津々。「これ、作れるんですか?」「私もやりたい…」 というお声をいただきます。



時には、「あそびプロジェクトって、おとなも行っていいんですか?」というご質問をいただくこともあります。「あそび」を楽しむのは子どもの特権と思いがちですが、おとなが楽しんじゃだめ…なんてルールはありません。おとなも、子どもも、みんなが楽しめるのが「あそびプロジェクト」です。(おとなだって、楽しみたいですよね。)


あそびプロジェクトに来場したことがあるよ、という方はもちろん、実は行ったことはない・・・という方もどうぞお越しくださいね。



さて、「あそプロ展」のあとは、アウトドア・ライフコースと美術の異例の(?)コラボレーション企画「OUT DOOR PHOTO」展が始まります。どうぞ、お楽しみに~!


「あ そ プ ロ 展」 概要(※終了しました)




北海道教育大学岩見沢校 i-BOXさんの写真 日 時:開催中~2015年7月28日(火)10:00~17:00
場 所:北海道教育大学岩見沢校BOX[i-BOX]
入場料:無料

2015年7月22日水曜日

七月展おじゃましました!

こんにちは。i-BOXです。
イベントづくしの7月は時間がたつのがとても早いですね。
先日i-BOXでもお知らせしていました、札幌市民ギャラリーにておこなわれていた本校美術文化専攻の学生有志による展覧会「七月展」にお邪魔してきました。

校内最大規模の展覧会・七月展

出展者120名という大人数での展覧会ということで、会場に入ると作者である学生それぞれの思いのつまった作品たちがずらりと並んでいました。

絵画・彫刻・デザイン・工芸・映像・インスタレーションなど様々なジャンルの作品をみることができ、また院生をはじめ、今年卒業制作にのぞむ4年生の作品とこれからが楽しみな1年生の作品とを一度にみることのできる貴重な展覧会となっていました。来場者はもちろん、出展者の学生さん同士も刺激しあえる場であったのではないでしょうか。
今回開催された「七月展」は、美術専攻が札幌校にあった頃から長く続いている展覧会です。 毎年その年の3年生が運営を担当しています。今年の2年生には先輩たちの姿はどう映ったのでしょうか?来年も素敵な展覧会を期待です!
運営を担当したみなさんお疲れさまでした!




2015年7月21日火曜日

岩見沢市と芸スポビジネスがタッグを組んだ!?

こんにちは。i-BOXです。
本日は、一週間後、i-BOXのある有明交流プラザでのイベントのご案内です!

300人に聞いた!岩見沢の声とは?



北海道教育大学岩見沢キャンパス芸術・スポーツビジネス専攻2年生が「岩見沢市民のニーズを活かした文化政策とは」をテーマに発表をおこないます。
芸術・スポーツを通した地域活性化やまちづくりに貢献することを目指し、市役所の人口減少対策チーム・地域経済活性化対策チームと共に「文化政策」のアイデアを考えました。


新学科で開設された「文化政策学」の授業では、「岩見沢市民300人に聞きました」と題して、岩見沢市の現状を知るべく市内各施設や中学・高校へ聞き込み調査にいったようですよ~。その内容を踏まえての発表となりますので、とても興味深い話が聞けそうですね!
学生独自の目線と発想で考えられた岩見沢市のこれから。ぜひ、聞きに足をお運びください。



「沢のことちょっと聞いてください」 概要(※終了しました)


■日 時:7月28日(火)17:00~18:30
■会 場:JR岩見沢駅センターホール
※駅正面入口の左手の自動ドアを入って右手側にある階段をあがってすぐ。
■問合先:岩見沢市 企画室〔電話 0126-23-4111(内線423)〕
■主 催:北海道教育大学岩見沢校芸術・スポーツビジネス専攻芸術文化政策研究室(准教授 閔 鎭京)岩見沢市人口減少対策チーム・地域経済活性化対策チーム 本事業は北海道教育大学岩見沢校「文化政策学」の授業の一環として行われます

2015年7月20日月曜日

書画工芸展④~日本画の巻

こんにちは。i-BOXです。


本日は「日本画」をご紹介!


今月の月曜日は書画工芸展特集!第4回目となる今回は、代表として本展の運営をしている日本画研究室院2年生の佐藤佳奈子さんにお話しを伺いました。


日本画の部屋にお邪魔すると大小の絵が床に広がっていました。日本画は、ほかの絵画と違って絵を床に広げて描くのですね~!














佐藤さんが語る、「素材と向き合うことの大切さ」


― 現在、佐藤さんが出品されている展覧会「涼月展」を拝見しました。そこで、出品されていた3作品中2つが「屏風」作品でしたが、なにか思い入れがあるのですか?

まず、全てを自分で作りたいという思いがあります。屏風の骨組みからつくって絵を描く紙を貼る。その一つ一つの工程をやって、はじめて自分でつくったものになったという感覚があります。また、額装展示にくらべて裏表がなく、立体作品のようにどこからも観られるというところに魅力を感じています。屏風は可動式の壁画ともいわれており、昔は風除けやついたてとして使われていました。そういった面から展示される絵と比べるとより身近に絵を感じることができるのではないかと思っています。



― 日本画と呼ばれるものの中でも、現在は様々な画材が使われていたり、古典作品から想像されるようなものとは違った日本画があると思います。日本画とはなにをもってして日本画と呼ばれるのでしょうか…?

私はどんなイメージを持つ画面であっても、描いた本人が日本画であるという思いをもっていたのであれば、それは日本画なのではと思っています。また、日本画という呼称も明治期に西洋画が日本に入ってきたことで区別するためにつけられたものです。一般に日本画の描画材と考えられている岩絵の具や和紙、膠(にかわ)などを使っていること、それが日本画となるというわけではないと考えています。
自分が日本画の理想として思うのは「素材に合わせて、素材をのせる。素材のよさを活かした描き方ができること」です。
画材の使い方などを学ぶとき、先人たちは本当に素材のよさや特性というものを理解しているのだと感じます。絵の具の使い方ひとつをとっても、銀箔には墨、金箔には丹具(たんぐ)を下地に…というように、それぞれの素材の美しさが引き立ちあうような工夫がなされています。



― なるほど…!それでは、佐藤さんはその理想に向けて現在はどんな制作をされていますか?

現在、素材表現としては、絵の具を使う前段階をしっかり使えないとせっかくきれいな絵の具をきれいに使ってあげられないという思いがあり、墨のみでモチーフの質感や画面全体の雰囲気をどれだけ表現できるかを模索しています。
制作テーマとしては、季節感や四季といった-対・つながりのあるものを動植物によって表現することを考えて制作しています。また日々の生活に寄り添ったものをつくりたいと思いがあります。しかし現段階ではなかなか絵画作品の域を出ないという葛藤もあり、今後は皿の絵付けなど、より生活に密着した作品づくりにも興味があります。





モチーフの描くことだけでなく、素材のよさをも絵の魅力としていくことを考えながら制作されているのですね。
展示についてお話を聞くと、書画工芸展では作品の展示の他にも、各研究室の先生方が会場で直接進路相談をしてくれるコーナーもあるとのこと。書画工芸コースに興味のある受験生のみなさんは特に必見ですよー!
そして、来週会期直前、最後の書画工芸特集では「染織」研究室にお邪魔します。おたのしみに!

2015年7月19日日曜日

Multus#3トークショー

こんにちは。i-BOXです。
本日は、次の金曜日に北海道教育大学アーツ&スポーツ文化複合施設HUGで開催されるイベントのお知らせですよ!

人生が変わる!?このトークショーはすごい!


HUGでは、7月24日の18:30より、「Multus#3 人生を変えてしまうトークショー」を開催いたします。今年の3月に岩見沢市内で開催された「Multus#3」。東京・大阪・そして岩見沢の3都市で開催されたコンサートでは、「カント・オスティナート」という2時間超の曲を4台のピアノで演奏。現在世界で活躍する4名が岩見沢の地で演奏を行いました。

今回のトークショーでは、東京公演のディレクター黒崎八重子(一般社団法人もんてん代表理事)と、岩見沢公演のディレクターを勤めた本校の柴田尚教授が対談を行います。開演は18時半から、ということで、仕事帰りに立ち寄れる時間帯。一部、岩見沢公演の映像も流れる、とのことですので、あのときの感動を再び、という方には良いかもしれませんね。

「人生を変えてしまうトークショー」・・・とのことですが、いったいどんなお話が繰り広げられるのでしょうか?気になる方は、HUGへお立ち寄りください!

「Multus#3 人生を変えてしまうトークショー」 概要(※終了しました)



■日 時:2015年7月24日(金)18:30~19:30
■場 所:北海道教育大学アーツ&スポーツ文化複合施設HUG
   (札幌市中央区北1条東2丁目4)
■入場料:無料
■問合せ:Multus.3@gmail.com

2015年7月18日土曜日

夏のオーケストラ

こんにちは。i-BOXです。
今日から岩見沢では音楽イベントがあるせいか、朝から駅が賑わっています。が、あいにくのお天気…先程から雨が降り出してしまいました。

演奏者の呼吸を感じる、「生」の演奏会へ


さて、先日行われた合奏の授業の成果発表である「学生オーケストラ2015公開演奏会」に、i-BOXスタッフがお邪魔しました。
ちょうどリハーサル中で、大事なポイントを確認する阿部先生と学生さんの姿を見学。オーケストラというだけあって、楽器同士のバランスも大事なようで、細かな指示が飛んでいました。
今回のオーケストラの演奏曲目はこちらです。


◎ シベリウス:”カレリア組曲”より「行進曲風に」
◎スッペ:喜歌劇「詩人と農夫」序曲
◎ワーグナー:ニュルンベルクのマイスタージンガーより第一幕への前奏曲
◎ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界路より」第1楽章、第4楽章



実際の演奏を見ていて感じたのは、客席と演奏者の距離の近さでした。i-HALLの客席はステージを上から見ることが出来るように設計されているので、学生さんの細かな表情や動きなどが見て取れます。


普段、音楽を聴いても見ることができない演奏者の“表情”や“緊張”も、ひしひしと伝わってきます。耳だけじゃなくて、目でも楽しむことが出来る、素敵なオーケストラでした。

さて、次回のコンサートは12月中旬。今回ご覧いただけなかった方も、ちょっと早いクリスマスコンサートの気分で足を運んでみては?近くなりましたら、i-BOXでもご案内を致します。


2015年7月17日金曜日

軟石、沖縄へ行く

こんにちは。i-BOXです。
明日からは3連休。お出かけの予定はお決まりでしょうか?本日は北海道から遠~く、沖縄で開催される展覧会のお知らせです。


沖縄と北海道は芸術でつながっている!?



今回で5回目を迎える、「沖縄/北海道 芸術文化交流プロジェクト」をご存知でしょうか。本校でストーリーテーリングの集中講義を担当されている、釧路校の富田俊明准教授と、琉球大学の上村豊教授による企画で、本校の卒業生3名と、琉球大学卒業生3名により2013年から行われています。




北海道と沖縄を行き来しながら交流を続けた成果として、明日からの3日間、本校出身の森本めぐみさん(2010年度卒)の個展「遠くの星へ、やまびこへ、わたしはここにいます」、および、メンバー6名による「kotonoha展」が、沖縄県の琉球大学・研究者交流施設・50周年記念館で開催されます。
森本さんは卒業制作で、「支笏火山」に関する作品を制作。約4万年前に支笏火山が噴火した際に流れ出た溶岩が札幌軟石になり、その後支笏湖が形成された…という歴史を基に、卒業制作では札幌軟石を使用。今回のメインビジュアルのキラキラした紙吹雪は、イメージの一つとして火山の噴出物…とのこと。なるほど~。







そして!なんと!今回の森本さんの個展では、4月にi-BOXで行った「札幌軟石に触れよう!」展で使用したあの札幌軟石たちが作品に生まれ変わって登場します!!

イベントの詳細は、こちらをご覧ください!明日すぐ行こう、とは言える距離ではありませんが、遠く離れた沖縄の地で活躍する卒業生。とても嬉しいニュースでした。



2015年7月16日木曜日

異文化を知る~「タイ舞踊の魅力6」開催

こんにちは。I-BOXです。


タイ舞踊の美しさに触れてみませんか?



7月25日(土)に、本校のi-HALLにて、授業「芸術プロジェクト」の成果発表である「タイ舞踊の魅力6」が開催されます!タイという国はなじみ深いですが、その舞踊はどんなものなのでしょうか。本校音楽文化専攻音楽表現研究室の岩澤孝子先生からは、今回の発表会の開催にあたりこんなコメントを寄せてくださいました。
「近年、たくさんのタイ人観光客が日本を訪れています。なかでも、北海道はタイ人の日本旅行において現在、大ブームの土地とされているのをご存じでしょうか。 日本の社会・文化への関心がたかく、日常的にも日本との関わりの多い国、タイ。この日本にとっても重要な国であるタイについて、本学では「タイ舞踊」という伝統文化の一形態から理解を深めています。異文化と対峙するとき、言葉よりも身体的な理解がリアリティがあると考えています。

舞台では、きらびやかでバリエーション豊かな衣装を身につけた学生達が演じます。また、担当教員によるレクチャー「タイのこどもたちと伝統芸能」もあります。夏のひととき、是非タイの世界を感じに本学へお越し下さい。」

伝統文化を知ることは、その国に対する理解も深まることに繋がっているんですね。見たことのある方はもちろん、今までご覧になったことのない方に、是非ご覧いただければと思います。来週の土曜日は、是非i-HALLへ!

芸術プロジェクト タイ舞踊公演「タイ舞踊の魅力6」概要(※終了しました)


□日時:2015年7月25日(土) 14:00開演(開場は30分前)
□場所:北海道教育大学岩見沢校i-HALL
  (岩見沢市緑が丘2丁目34-1)
□入場:無料
□お問い合わせ 音楽文化研究室 岩澤孝子 iwasawa.takako@i.hokkyodai.ac.jp